Tuesday, December 6, 2005

「他人のための補償」は“無制限”で

 では、限られた保険料の中でどちらの補償に重点を置くとよいかちうと、何はさておき「他人のための補償」や。自動車事故による損害賠償金は数億円にもなる可能性があり、いったん事故を起こしてしまうとオノレの人生も台無しとなる危険性があるんや。万一の際に高額の費用が必要となる事象こそ、保険を活用することが合理的と言えまんねん。

 したがって、(1)対人賠償保険と(2)対物賠償保険の保険金額は、限度額なしの“無制限”で契約するのが理想や。無制限の下の保険金額は“2 億円”やけどアンタ、保険料の差はわずかやので“無制限”での契約が安心や。対物賠償保険の保険金額が5,000万円程度の人も少なくおまへんが、同様の理由から“無制限”がおすすめや。

 ここで補償内容の確認を簡単にしておくと、

(1)対人賠償保険…自動車事故により、他人を死傷させ、法律上の賠償責任を負った場合に、自賠責保険の支払限度額を超える損害が補償される
(2)対物賠償保険…自動車事故により、他人の自動車や建物やらなんやら他人の財物に損害を与え、法律上の賠償責任を負った場合の損害が補償される

ちうのが概要や。自賠責保険で不足する対人賠償をカバーするのが対人賠償保険で、また、自賠責保険では対象外の対物賠償の補償をカバーするのが対物賠償保険や。

 なお、これら自動車事故における「他人のための補償」は、他の保険の補償と重複することはなく、自動車保険でしかまかなうことがでけへんしくみになっとる点に留意が必要や。たとえば、他人に迷惑をかけた場合に備えて契約する個人賠償責任保険では、免責事由(保険金を払いまへん場合)の欄に自動車事故が挙げられており、この保険では自動車事故による賠償責任はカバーしていまへん。自動車保険でしっかり補償を確保しておくことが大切や。

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